- 2015-3-31
- アニメロゴ文字
- A1明朝, 長門有希ちゃんの消失

“の”だけ白抜きなのはハルヒロゴの踏襲でしょうか。
さて、この4月からはじまる『長門有希ちゃんの消失』のロゴ。
使われているフォントはモリサワのA1明朝。
A1明朝もってないけど作りたい…そんなときのために作り方をご紹介します。
ヒラギノ明朝でロゴに沿って配置します
上がA1明朝、下がヒラギノ明朝 W3です。そこそこ似てますがなんかのっぺりしてる。
これではぜんぜん消失しそうにない!「もっと消えそうな感じで」って修正依頼がとんできます。
墨溜まりを作る
A1明朝の何がいいって墨溜まりですよ。
墨溜まりというのは、文字の交差してる箇所が直角にならず丸くなってる部分のことをいいます。
ということで墨だまりも作って行きましょう!
墨溜まりの作り方 1
文字を選択した状態で「効果」→「パス」→「パスのオフセット」を選択します。
文字サイズ120ptに対し「-1mm」のオフセットを適用。
角の形状を「ラウンド」にします。
墨溜まりの作り方 2
先ほどのパスのオフセットを複製し、オフセットを「1mm」にします。
これで角が丸くなって墨溜まりのような効果が出来ました!
文字のバランスを整える
次に文字のバランスを整えます。
A1明朝は長体(縦長)っぽい雰囲気があるので、近づけるように水平比率を以下のようにしました(単位は%)
長:100 門:100 有:95 希:95 ち:85 ゃ:90 ん:85 の:100 消:95 失:100
こんな感じで適当な数値に合わせてください。
墨溜まりを修正する
墨溜まりが汚いとこが気になります…! のでこれを直していきます。
墨溜まりの修正 1 分解する
ざっくり言えばパーツが近いから余分な墨溜まりができてしまうわけです。
なので、分解します。
文字をアウトラインにし、希を「メ」と「布」にわけます。
ダイレクト選択ツール(A)で「メ」のアンカーポイントを選択して切り取り「同じ位置にペースト」を行います。
墨溜まりの修正 2 離す
分解できないパーツは離しましょう。
ダイレクト選択ツールで近くのアンカーポイントを選択し、遠ざけることで余分な墨溜まりも消えます。
最終調整して完成
希と消を下に伸ばし、”The Disappearance of Nagato Yuki chan”を載せれば完成!
わりといい線いってるのではないでしょうか!?
このロゴを引っさげての新生活、周りのみんなと差をつけちゃおう!
おまけ
「の」の背景のゴチャゴチャっとしたやつ。
作るの大変かなぁ…と思ったら円が3つ重ねっているだけでした、、、
図にするとこんな感じ
ということで、よい新生活を!